・・・でも、俺のほうが不器用かも。

つーか、マジで子供っぽい。


宮間と悠也を話させるように仕向けたのは、俺。


なのに、2人で話してるのを見た瞬間、勝手に、本当に勝手に体が動いてたんだ。




・・・有り得ないよな。


連れ去っちゃうことも有り得ないけど、宮間のことだと本当に余裕無くす。





小さく息を吸った。


・・・まぁ、いいか。


好きなものは好きなんだし・・・。

考えてたって変わらない。




窓の外に広がっているのは、青い空。



「・・・もうすぐ、大会か・・・」



そう呟いていた。