悠也は思い出したように、続けた。


「あ、そうだ。

宮間先輩は・・・『好きって気持ちに歳なんて関係ない』って」




ちょっとだけ意地悪く笑った悠也は、男の俺から見ても格好よかった。



でも、それよりも悠也が言った言葉に目を見開いた。


「・・・マジで?」


「うん」


カァッと頬が赤くなる。


ホッとして、でも、嬉しくて。


もしも、宮間が『年上じゃなきゃダメ』とか言ったら、俺、多分めちゃくちゃ凹んでた。




「でも、本当、成って子供だよな~。


宮間先輩に『年下じゃダメか』ってそれとなく聞いて来いって言ったくせに、


俺と宮間先輩が話してるのを見て、


嫉妬して宮間先輩、連れ去っちゃうなんてさ~」