「真帆先輩!」
止めに入ったのは、卓球部の先輩である宮瀬 真帆(みやせ まほ)先輩。
本当はもう先輩達は引退しているけれど、真帆先輩は今でも時々指導しに来てくれる。
・・・あ、ちなみに今は部活の休憩時間です。
「相変わらず仲良いね~。卯月と赤堀君は」
ニコニコしながら真帆先輩は言うけど、私は思いっきり首を横に振った。
「真帆先輩っ!
何処をどう見たら、これが『仲良い』になるんですか!?」
「そーっすよ。
何が悲しくて、俺が宮間と仲良くしなきゃいけないんっすか?」
「そうそうって・・・はぁ!?
そんなのこっちの台詞なんですけど!!」