赤堀がニヤニヤ笑いながら、即座に言い返す。 「バカ堀じゃなくて、赤堀だし。 漢字も読めなくなったわけ? つーか、図星だから、言い返せないんだ?」 「違うしっ! 『一応』じゃなくて、ちゃんと先輩だもんっ!!」 「『一応先輩』って自分で言ったんじゃん」 子供みたいな言い争い。 これが私たちの日常。 赤堀にからかわれる・・・いや、バカにされると言い返さないと気がすまない。 その時点で子供だって思うけど・・・言い返したくなるんです。 「はいはい、卯月も赤堀君もそこまで」