後輩男子に惚れちゃいました。


次のボールもフォアへ叩き込んだ。

次も、そして、その次も。


4-0。

・・・もしかして、いけるかも。

そんなことを考えてしまうほど、俺は絶好調だった。



また、俺のサーブ。


俺が、1番得意な横回転サーブを出した。



その瞬間、大島先輩が打ったボールは、俺のコートを駆け抜けた。



「え・・・!?」


信じられないほどのスピード。

目が離せなくなるほど綺麗なフォーム。