私の背が低いからかもしれない。 赤堀が、頭を撫でていたからかもしれない。 無意識なのか、わざとなのかも分からない。 もっと言ってしまえば、ただの勘違いかもしれない。 だけど―――。 ねぇ、赤堀、気付いていますか。 君は―――・・・、 ―――さっき、一度も私と目を合わせませんでした。 ねぇ、赤堀。 私は、赤堀を、信じていいんでしょうか。