・・・でも、もし、話してくれなかったら?
私は、笑える?
赤堀を信じて、いられる?
「・・・っ、」
あぁ、もう、ダメだ、頭が回らない。
考えたって、きっと答えなんて出ないのに。
どうして、考えてしまうんですか。
泣きすぎたせいなのか、頭がズキズキと痛くなる。
目も何故か潤みがちになる。
・・・もう、分かんないよ。
ハァッと吐いた溜め息が、微かに白くなった。
やっと辿り着いた目的地。
白い扉をガラッと横に引く。
その瞬間、温かい空気がふわっと身体を包んだ。
「・・・あら、宮間さん。どうかした?」
保健の先生の優しい声が耳に入った。
そう、私が行った場所は『保健室』だった。
此処に来た理由は自分でも分からない。
でも、何故か、私の足は此処に向かっていたんだ。
ほっとして、気持ちが緩んだ瞬間。
私の意識は途切れた。

