・・・俺、今、何考えた・・・っ!? 何で宮間に好きなヤツがいなくて・・・『良かった』んだ・・・? いや、そっちじゃなくて・・・っ。 もし、あいつが、宮間が、俺のこと『好きだったら』・・・? ・・・本当何考えてんだ、俺は・・・。 ・・・大丈夫。 宮間は只のからかい甲斐があるヤツ。 そう、只それだけだから。 スッと宮間の手首を離した。 瞬間、宮間がそっと手首に手を当てた。 「あ・・・、悪ぃ・・・。痛かった?」