ガサゴソと物を動かす音が隣の部屋から聞こえる。
赤堀は私の首筋にキスを落とす。
私は両手で口を押さえた。
「・・・っ・・・!」
微かな声が漏れる。
角度を変えて、あいつはまたキスをする。
首、弱いって知ってるくせに・・・!
どんどん熱を帯びる身体。
「っ・・・」
唇が触れる度、声が漏れそうになる。
唇が触れる度、心臓が壊れそうになる。
唇が触れる度、身体が跳ねる。
どれくらい、そうしていたのか分からない。
ぎゅっと目を瞑って、声を抑えていた。
「・・・これくらいでいいか・・・。
それにしても、赤堀何処行ったんだよ?」
そんな神田君の呟きと共に、ドアを開ける音が聞こえた。
そして、遠ざかる足音も。
ふっと肩の力を抜いた。
その時。
「ひゃ・・・っ、ぁ・・・!」
油断していた分、大きな声が零れた。

