好きだよ。 もう、隠すことなんて出来ない。 この想いから、目を逸らすことすら出来ないよ。 答えは、出た。 伝えなくちゃいけない。 一瞬、瞳を閉じる。 真っ先に浮かんだのは。 片倉先輩、だった。 例え、殴られても蹴られても、私は言わなくちゃいけない。 片倉先輩に、 赤堀が好きだって――・・・。 そして、 片倉先輩を呼び出したのは、次の日のことでした。