「・・・え、あ・・・、うん、大丈夫」
私が頷くと、大島君は安心したようにホッと息をついた。
「良かった」
大島君が、まるで自分のことみたいに優しく笑うから。
私は、また、自分の気持ちが分からなくなる。
「・・・そういえば、何で、ここが分かったの・・・?」
今更だけど、問いかけた。
「・・・宮間は言わなかったけど・・・多分、その左手首・・・誰かに怪我させられたんだと思った。
だから、もう、絶対、宮間に怪我させたくなくて。
・・・実は、あの日から、ずっと気をつけてたんだ」
・・・ずっと?
大島君、優しすぎるよ。いい人すぎるよ。
「・・・せっかく、その手首だって治りかけてるのに・・・また、怪我させるのだけは嫌だったし」
「え・・・?」
思わず、驚いた声が唇から零れた。

