でも、止まらなかった。
もう、自分の心にとどめることが出来なかったんだ、私には。
泣きそうな声で、私は続けた。
「・・・私、赤堀を傷付けてるのかな・・・。
本当は・・・赤堀のことなんて、何も分かってないのかな。
赤堀のこと・・・っ」
「宮間」
大島君の声が私の言葉を止める。
大島君の声には、微かに、本当に少しだけ苛立ちが滲んでいた。
苛立ちだけじゃない。
悔しさも――。
「・・・赤堀、赤堀って、言うなよ」
いつかの赤堀の言葉がフラッシュバックする。
「・・・え?」
大島君の瞳は、真っ直ぐに私を見つめていた。
でも、大島君はその言葉に関して、何も言わなかった。
「・・・そう言えば、何処も怪我してない・・・?」
優しく、そう尋ねただけだった。

