後輩男子に惚れちゃいました。


先輩はそう言って、笑った。


そのまま私に手を伸ばして――。


壁に向かって突き飛ばした。



ガン・・・っ。


「っ・・・」


「じゃあね」



何、何なんだあの人達。

意味分かんない。



まぁ、いっか・・・。


取り敢えず、気が済んでくれたみたいだし。


あ~・・・、でも打ち身になるかも。


そんな事を考えながら、立ち上がろうと床に手をついた。


その時。




「・・・っ!!」

左手首に激痛が走った。