「・・・素直じゃないよね、卯月って」 「え?」 「でも、素直じゃないのと、自分に嘘をつくのは違うよ」 予想もしてなかった琉依の言葉。 ・・・どういう意味? 「・・・忘れないでね」 琉依の言葉を捉え切れなかった私は、不意に時計の針に目を移した。 その瞬間、予鈴がなった。 「次、理科だよ。 理科室行こう!」 打って変わったような琉依の口調に、あいまいに頷くことしか出来なかった。 ――。 授業の道具を持って、廊下を歩いている時だった。