あっという間に、大島先輩のプレーに引き込まれていた。 一種の芸術のように、次々と繰り出される技たち。 それが、本当に綺麗で。 格好よくて。 さっきまでの苛立ちなんて、気付いたら忘れていた。 俺もあのプレーが出来るようになりたい。 あんなふうに試合をしたい。 ・・・やっぱり、何があったって大島先輩を嫌うことなんて出来ないんだって思った。 いや、嫌うなんて有り得ない。 むしろ、憧れずにはいられない存在なんだって。 大島先輩の最後のスマッシュが決まった瞬間、思わず笑みが零れた。