Tears Love【短・完】




なんで?と思って顔をあげたら、すごく近くに神田くん顔があった。

あわてて、また俯いた。


ホントは理由を聞きたかったけど


「分かった。」


とだけ返事をした。



それから他愛もない話をたくさんした。
神田くんの家族の事…あたしの友達の事……。


その中で、あたしはいつのにか笑ってた。


笑顔を忘れてないかな?と不安になってたあたしは、ココにはもういなくて
神田くんの話を聞くたび…神田くんが笑うたび

どんどんあたしも笑顔になった。