なんで?と思って顔をあげたら、すごく近くに神田くん顔があった。 あわてて、また俯いた。 ホントは理由を聞きたかったけど 「分かった。」 とだけ返事をした。 それから他愛もない話をたくさんした。 神田くんの家族の事…あたしの友達の事……。 その中で、あたしはいつのにか笑ってた。 笑顔を忘れてないかな?と不安になってたあたしは、ココにはもういなくて 神田くんの話を聞くたび…神田くんが笑うたび どんどんあたしも笑顔になった。