Tears Love【短・完】

「じゃあ、あたしも送るね。」


と、送信しようとしたら


「いや、俺はいいや」


「え…なんで？」


「だって受信しなかかったら、咲ちゃんからメールもらえるじゃん♪」ニカっ


…。神田くんって策士？
その笑顔は反則だよ…。
あたしはきっと赤くなってるだろう顔を隠すため俯いて言った。



「え…、じゃ、じゃあ今からメール…」



携帯を出してメール画面を開いたら



「今じゃなくて家着いてからくれねぇ？」


と、手を止められた。