するといきなり笑い出しながらこういうふうに過ごしているとただの父親のようで彼なりに娘を心配していてそれがはっきりわかった。
「おまえは何よりも純粋で教養も高くて礼儀も正しくいい教育を受けていることがわかるくらいうちの娘を守れる力量があったんだ。
おまえは何よりも強いだけならわしもあの子の護衛兼遊び相手になど選ばないことくらいわかるはずだし何よりも椿を頼めそうだ」
そういうと父と一緒に帰るように取り計らっていて彼はすぐに支度をしながら父が来るまで外にいると10分もすると長柾が来た。
「おまえは何もいわなくても学問も文学も剣術も弓道も礼儀も自分から進んでやっていたし字もとても上手だし末っ子とは思えなかった。
おまえは雪永(ユキナガ)や松長(マツナガ)のように何かをサボったりしないから私はおまえなら姫のためにできると信じている」
「父上私必ず姫を守れるような武士になりますからだからきっと姫様を守り抜くために日々努力しますから私は護衛をやりたいです」
「おまえはあの兄たちのような性格にならなかったから私はおまえが教養が高く純粋で日々の訓練を怠ることのない子に育っていて安心したよ」
長柾は、何よりも嘉野丞に期待をしていて兄たちのようなやる気のなさをもたない彼を1番よく見てきて彼を何よりも思っていた。