ジリリリリー!
ジリリリリー!

「はい、はい、分かった。分かった。」

ガチャ!!

「もう、仕事の時間かよ!」
一也はまだ、眠たそうな目をこすりながら、目覚まし時計を止め、ゆっくりと布団から出た。

そして、インスタントのコーヒーを作り、ゆっくりと口につけコーヒーを飲んだ。

「ふう〜」

一也は息を吐き出し、仕事に行く支度をせっせと行った。

会社までは、時間にして一時間くらいだ。スーツは着なくて良い、私服で通える会社である。
一也にとって、スーツは窮屈な感じがたまらなくやだった。そんな訳で私服で通える会社を選んだのだ。