それからしばらく車に揺られ、屋敷についた・・・・

「それじゃ、自己紹介でもしましょうか?」

私、名前も知らないのよね・・・

「私としたことが、失礼しました。・・・それでは改めて・・・

初めまして。今日からお嬢様の執事をさせていただく影山 大和と申します。」
名乗るのを忘れるとは・・・私も落ちぶれたものです・・・・

「大和ね。知ってるだろうけど、私は大山 鈴夏。これからよろしく頼むわよ♪」

「精一杯やらせて頂きます。」

大山家の執事たるもの失敗は許されません。
これからはよりいっそう励まなければなりませんね。