ガラガラッ 「片瀬くんごめんなさいね、遅くなって。片瀬くんもちゃんと私が家に送って行くわね。」 「あ…いえ、あの、俺も一緒に病院に連れて行って下さい。」 その時、ベットのきしむ音が室内に響いた。 「月森さん??起きた?」 そう問いかけてカーテンを開ける。 「病院…行かない。家にも連絡しないで。」 少し弱った瞳。 でもその瞳には強い意志が宿っていた。 ー慧side endー