その次の瞬間、俺は目を見開いた。 ーーー月森!!?? そこにはぐったりと横になった彼女がいたから。 どうして誰も運ばないんだよ…!! 周りの動きのなさに腹が立った。 でもおこるより先に、月森を運ぶようが大事だ。 そう思った俺はひとまず彼女を保健室に運ぶことにした。