前髪からちらりとのぞく片瀬くんね目はとても傷付いた目だった。 「悪ぃ。俺、月森が俺の事嫌ってるってしらなくてさ…。これからはできるだけ関わらないようにするから。」 去り際に言った片瀬くんの一言が耳にこだまする そんなつもりじゃないの…片瀬くんを嫌いなんじゃない。 好きだから…そんな事さえ声に出せない。 自分の力で立っていたあしから足が抜けて、重力に負けたひざがカクンと地面についた。 どうして私ってこうなるんだろう??