赤々と輝く地面…無意識のうちに記憶から消していた赤。



それが…最後に見た両親の姿。



きっと記憶が残っていたらまともには生きていけなかった。



声にならない悲鳴をあげたかと思うと、そこで夢は途切れた。



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ドクドクと速度をあげる鼓動。



ぐっしょりと濡れたパジャマ。



天井が歪み、また元の位置に戻る。



現実と夢が混ざってしまいそう。



でもそんなこと人に言えるわけがないよ。





少しして布団からはいでて部屋を後にした。