ナイフを持つ男相手に片瀬くんが鉄パイプ1本でそれを防いでいた。 「片瀬…くん…?ど…して…ここ…に?」 かすれかけた声をやっとの事で出す。 「月森目ぇ覚めたか?…っ悪ぃやっぱり俺が一緒に帰るべきだった…!!」 その声には悔しさがにじみ出ていた。 そんな…片瀬くんのせいじゃないのに…。 こんな事に巻き込むつもりじゃなかったのに… 全部私のせい。