空の下のあの公園で



………ー
  ………ー


あれから何時間経った?

雨はいっこうにやむ気配はなく俺らはずっと言葉を交わさずただブランコに座っていた

ザーザーと耳障りな音だけが耳に響く


『明日学校どうすんの?制服…』


『さぁ…』


『休めよ。多分、風邪引くぞ』


『そうですね…』


いつものこいつに戻ったか?


『そろそろ帰らねーか?』


『はい』


『俺さ一応病み上がり』


『ハハ…本当ですね』


『そこ笑うとこじゃねーよ』


『違うんですか?』


『あぁ………なぁ』


『はい?』


『明日も来いよ』


『……』


『俺は来るから…公園は公共施設だぞ?誰が来たって自由なんだよ
…まぁ、来ないのも自由だけどな……じゃあな』


そう言って今日2回目の公園を出た