…起きたばっかりだから、頭がうまくまわらないゎ。
「顔を洗いたいんだけど…。」
唯「俺の後ろにあるドアの先だ。」
あたしゎ立ち上がり、言われた通り唯夜の後ろのドアを開けて中に入った。
中の部屋は、黒・ピンク・紫で埋め尽くされていて、他の色は何もなかった。
"懐かしい"
なぜだかわからないけど、あたしはそう感じた。
顔を洗って、タオルで拭いて前を見ると鏡に映ったあたしがいた。
身長は165cmくらい。髪は黒に近いブラウン。胸のくらいまであるその髪には、パーマがかけてあった。左側には、紫とピンクのメッシュが1本ずつ。左耳には3つ、右耳には1つピアスが開けてあった。…でもピアスはつけられてなかった。
これが…あたし。