side.唯夜



バイクで飛ばして10分。青龍の倉庫に着いた。


唯「行くぞ。」



俺のその言葉で全員がバイクから降りた。今回下っ端は、連れて来てない。美澪のことは話してないからな。


青龍…前から潰そうと思ってたし…ちょうどよかった。今日、一気に片付けるか。


俺はそう思って一歩踏み出した…その時!




「イヤ――――――――!!」



と言う悲鳴と同時に、ものすごい殺気がこの倉庫だけを包んだ。倉庫から離れている俺らでも、息苦しいくらいだ。




椎「この殺気…美澪ちゃんの部屋から出てた殺気と同じだ。でも…あの時よりも強さがハンパじゃない…。」






殺気はすぐに治まり、俺らは倉庫へ急いだ。倉庫の出入り口に着いて、絢が1つ深呼吸をしてドアを開けた。



中に入ると…



絢「ちょっ…どーなってんだよ。」



中に入るとそこには、青龍の下っ端と幹部が倒れていた。みんな気絶だ。


俺と絢は、急いで総長室に行った。




中には、倒れている総長と…










気絶もせず…







震えてうずくまっているだけの…

















………美澪がいた。