氷「…ヤ…!…ォ…!唯夜起きてよぉ!」


氷華瑠が俺の体を思いっきり揺さぶりながら言った。


唯「…んだよ…。」

氷「もう7時だよ!朝ごはん食べよ♪」


俺は起き上がり、みんな揃っていることを確認して、美澪を呼びに部屋に行こうとした。その時…


=ブーブーブー=


俺の携帯のバイブだった。知らない奴からの電話だった。俺は携帯の通話ボタンを押して耳に当てた。



唯「…。」

?「お!出た出た♪」



電話の相手はテンションが高かった。




唯「…誰だでめぇ。」


?「姫さん預かってっから、返してほしかったら…ちょっくら青龍まで来てくんね?」



俺は急いで美澪の部屋のドアを開けたが、そこにシムカの姿はなかった。



唯「…チッ…。」



携帯を閉じて、みんなの方を見た。



椎「美澪ちゃんどうかしたのか?」

唯「持ってかれた。青龍行くぞ。」



4人は、それぞれ返事をして部屋を出た。