「え・・・・。」
「なんで・・・なんで行くんだよ!?」
彼が強く抱きしめて言ってくる・・・。
初めて聴いた・・・彼のこんな声。
「傍にいてって・・・いったのに・・・。」
凄く苦しい・・・抱きしめられてる分もあるのか
今の言葉が余計心を苦しくさせた・・・。
「俊ちゃん・・・・。」
彼は少し・・・少しだけ震えている。
よく分かった。
人の声と歩く音が響く中で彼が震えるのはよくわかった。
「・・・・・。」
何もいえなくなった。
本当は・・・自分の気持ちがはっきりしていたら彼を突き放せた。
でも・・・今は迷いがあって・・・どっちなのかわからない。
「俊ちゃん・・・あのね、あたしも本当は良く分からなくて・・。」
「え・・・。」
「俊ちゃんのことは好き・・・嘘じゃない。」
でも・・・でもね・・・
「私・・・このままじゃいけないの・・・私は俊ちゃんが好きだったはずなのに・・・なのに・・・。」
駄目だ・・・今ちゃんと言わないと。
今・・・涙なんか見せたらけじめがつかない。
「ごめんね・・・・恭ちゃんのこと好きかもしれない・・・。」
「・・・・嘘でしょ・・・。嘘だよね?」
彼は私の顔を見て問いかける・・・。
さっきよりも震えてる・・・。
「・・・・・本当。」
彼の顔をみて話すことができなくなった私は俯いて言った。
すると彼はまた私を強く抱きしめる・・・。
「なら・・・なんで、抱きしめること許すの?そうやって優しいから・・・俺、諦めきれないんだよ・・・。」
ズキッ・・・。
心が痛い・・・。
「俊ちゃん・・・痛いよ。約束破った。」
当たり前か・・・私のせいだもん。
「ごめん・・・。」
そう一言いってゆっくり私から放れた・・・。
「俊ちゃん・・・本当の気持ちまだ分からない。でも、きっとダンスパーティーが最後になると思う・・・。」
きっと・・・そう。
「まだ時間はある・・・俺、初めて出来た一生大切にしたい人なんだ・・・。諦めない。」
そう言って彼は私に可愛いプレゼントを渡してきた。
「え・・・・?」
「これ・・・ドレス着るときにつけて。踊る時だけでいい・・・最初で最後のプレゼントになるかもしれないから。行って・・・彼に用事があるんだよね。」
俊ちゃん・・・・。
「ありがとう・・・つけるね。・・・行くね。」
「なんで・・・なんで行くんだよ!?」
彼が強く抱きしめて言ってくる・・・。
初めて聴いた・・・彼のこんな声。
「傍にいてって・・・いったのに・・・。」
凄く苦しい・・・抱きしめられてる分もあるのか
今の言葉が余計心を苦しくさせた・・・。
「俊ちゃん・・・・。」
彼は少し・・・少しだけ震えている。
よく分かった。
人の声と歩く音が響く中で彼が震えるのはよくわかった。
「・・・・・。」
何もいえなくなった。
本当は・・・自分の気持ちがはっきりしていたら彼を突き放せた。
でも・・・今は迷いがあって・・・どっちなのかわからない。
「俊ちゃん・・・あのね、あたしも本当は良く分からなくて・・。」
「え・・・。」
「俊ちゃんのことは好き・・・嘘じゃない。」
でも・・・でもね・・・
「私・・・このままじゃいけないの・・・私は俊ちゃんが好きだったはずなのに・・・なのに・・・。」
駄目だ・・・今ちゃんと言わないと。
今・・・涙なんか見せたらけじめがつかない。
「ごめんね・・・・恭ちゃんのこと好きかもしれない・・・。」
「・・・・嘘でしょ・・・。嘘だよね?」
彼は私の顔を見て問いかける・・・。
さっきよりも震えてる・・・。
「・・・・・本当。」
彼の顔をみて話すことができなくなった私は俯いて言った。
すると彼はまた私を強く抱きしめる・・・。
「なら・・・なんで、抱きしめること許すの?そうやって優しいから・・・俺、諦めきれないんだよ・・・。」
ズキッ・・・。
心が痛い・・・。
「俊ちゃん・・・痛いよ。約束破った。」
当たり前か・・・私のせいだもん。
「ごめん・・・。」
そう一言いってゆっくり私から放れた・・・。
「俊ちゃん・・・本当の気持ちまだ分からない。でも、きっとダンスパーティーが最後になると思う・・・。」
きっと・・・そう。
「まだ時間はある・・・俺、初めて出来た一生大切にしたい人なんだ・・・。諦めない。」
そう言って彼は私に可愛いプレゼントを渡してきた。
「え・・・・?」
「これ・・・ドレス着るときにつけて。踊る時だけでいい・・・最初で最後のプレゼントになるかもしれないから。行って・・・彼に用事があるんだよね。」
俊ちゃん・・・・。
「ありがとう・・・つけるね。・・・行くね。」
