「そーだね。赤くなってもらわないと俺が困るし。」

そう言って彼は自分の教室に戻った・・・・。





       *


「星華ー・・・顔赤いよ。」

ギクッ・・・。

授業が終わったあと友達にふいを付かれたように言われた。

「え・・・そ、そう?」

私は自分の頬を何度か軽く叩く。

「ごまかしても無駄無駄。彼氏さんとなんかあったんでしょ?」

う・・・。ばれてる!?

「えーっと・・・なんかあったというか・・・なんというか。」
「あらら?もしかしてキスされちゃったとか?」

えええええ!?本気でばれてる!?

「あらあら・・・顔もっと赤くなっちゃったね?図星か。」

否定しようとしたところに教室のドアを勢い欲開けて誰かが
入ってきた・・・。

ガラッ!!!

ビクッ・・・。

「おい!星華!!キスってどうゆう事だよっ!!」

恭ちゃんだ・・・。

大声で彼は問いかけてくるから教室の皆がいっせいに私へ視線を向けた。

「恭ちゃん!?・・・ちょっと来て!!!」

やだ・・・今のクラス中に聞こえた・・・最悪。

私は恭ちゃんを思いっきり睨んだ。
そしてわざと低い声で言う。

「付いてきて・・・。」

彼と二人で話せる場所へ移動しよう・・・。

移動中・・・彼との沈黙が続く。

「・・・。」

彼も私が怒っているのに気づいたのか彼も何も話さない。

別にいい。正直話したくない。

築いたら屋上へ来ていた。


フワッ・・・。

屋上から吹く風がいつもより強く感じた。

そして彼の方をゆっくりと向いた。

「・・・・ここなら色々話せるでしょ?何?あたしに何かよう?」

けして彼に笑顔は見せない・・・。