幼馴染と彼氏の事情


「しっ!暴れないで!!!」

私の口を押さえた相手が小声で耳元に囁く。
やめてーーー!!!!!
く・・・くすぐったい!!!

すると暫くして先生は保健室を出て行った・・・ぽい。

その同士に私の口も会報された。

「はっ!はぁはぁ・・・・あーぐるじがっだ。」
「ごめんごめん・・・星華だと思わなかった。」

え・・・この声・・・。

「しゅ・・・俊ちゃん!?」
「うん・・・そーだよ?てかどうしたの?頬赤いよ?」


俊ちゃんこそ!っと突っ込みたかったがそんなことより頬だ。

たく・・・今になってまじめに腫れてきやがった。

「あー・・・ちょっと自分で伸ばして遊んでたら・・あは☆」
「え?・・・嘘でしょ。」

はい!?・・なぜ分かるんだ!?

「星華が自分の頬で遊ぶおかしな子じゃないでしょ?」

おかしなこって・・・ひどい。
これが実話だったら心折れてたな。

「・・・実はさ恭ちゃんにのびーってされてさ・・それが容赦しないの!!!痛かったー。」
「恭ちゃんて・・・星華の幼馴染だよね?」
「うん・・・そうだよ。」
「君に手だすなんて酷いね。頬冷やしてあげる。」
「え!?そんな・・・わざわざ氷で冷やすような腫れじゃないから大丈夫だよっ!」

私が遠慮すると彼は寝たまま私の手を優しく握った。

ベットで寝そべり・・・二人きり。

「氷じゃない・・・手で冷やしてあげる。」

するとひんやりする手が頬に触れた・・。

ドキッ・・・。

「俊ちゃん・・・。」
「気持ちいい?」
「うん・・・。」

何度かその手が優しく撫でてくれた。
柔らかくて・・・ふわふわして・・・心地良い。

「星華・・・あいつとあってたんだね。」

ギクッ!
聴かれるんじゃないかと思ってたけど・・・この状況で・・・。

「うん・・・恭ちゃん気にしてなかったみたい。だからあたしも気にしないことにした
。」

すると彼は頬を撫でるのをやめた。

「そうなんだ・・・。よかったね、元に戻れて。」

うん・・・よかった。

本当に?