「はい」


鷹山麗唖の両親は帰って行った。



「赤髪のあなた…行きましょう」


「おう」


俺と鷹山麗唖は校長室を後にした。
…なんか喋れよなぁ。
気まずいだろうが。

「たく…お嬢様のキャラってめんどくせーな」


はい?
今このお嬢様すんごく口悪かったように聞こえたんだけど?
気のせいか?


「何ボサボサしてんだよ。行くぞ」



…気のせいじゃなかった。
マジかよ!?
コイツお嬢様じゃねーのかよ!?


「あ、因みに…」