「七瀬ちゃんの言う通りかも!流れとはいえ、連絡先だって教えてもらえたんだし」
くるみが、きらきらした目を私に向ける。
修学旅行は、今日を入れてあと1泊2日。
しかも、明日は帰るだけだから、沖縄にいられるのはあと24時間くらいだ。
「そしたら、明日の朝が最後のチャンスってことだよね。ボク達が走る時間」
「うん。でも、何ができるのかなぁ?物をあげるのも変だしね」
黙り込むわたしの代わりにいろいろと方法を考えるみんなが面白い。
面白いなんて言ったら怒られそうだけどさ。
「とりあえず、帰ってからもメールで連絡とれるようには約束しちゃいなよ!せっかくだし!」
「確かに!そうすればもしかしたら、栞那の恋もここで終わらない……かもよ?」
かくっと、首を横に傾けた唯真に、曖昧に返事をした。
本当に、この気持ちを諦めなくてすむのかな?
メールができたとしても、もう二度と会えないかもしれないのに?
それに、私は将来沖縄に住むなんてありえないし……。
いや、今この段階で将来のことなんて考えるのも可笑しいけどさっ!
「じゃあとりあえず、明日の朝も会えるように、奥間さんにメールするよ!」
「……でも、こういう時ってどんなメール送れば良いの?
迷惑にならない?絵文字っている?ハートは使っても良いの?」
隣にいる、くるみの服の袖をぐいぐい引っ張る。
だって、一目惚れした人にメールするなんて初めてだもん!
しかも、今日はこんなひどい顔見られてるし……
少しでも好感度を上げて終わらせたいって思うのは、当り前でしょ?
「わかった!わかったから手離して?また帰りのバスで考えよう!こうなったら全面協力しちゃう!」
「本当に?でも、恥ずかしいからみんなにはバレないようにお願いっ!」
両手を合わせてお願いのポーズをする私に、3人は笑いながらOKの合図をくれた。
くるみが、きらきらした目を私に向ける。
修学旅行は、今日を入れてあと1泊2日。
しかも、明日は帰るだけだから、沖縄にいられるのはあと24時間くらいだ。
「そしたら、明日の朝が最後のチャンスってことだよね。ボク達が走る時間」
「うん。でも、何ができるのかなぁ?物をあげるのも変だしね」
黙り込むわたしの代わりにいろいろと方法を考えるみんなが面白い。
面白いなんて言ったら怒られそうだけどさ。
「とりあえず、帰ってからもメールで連絡とれるようには約束しちゃいなよ!せっかくだし!」
「確かに!そうすればもしかしたら、栞那の恋もここで終わらない……かもよ?」
かくっと、首を横に傾けた唯真に、曖昧に返事をした。
本当に、この気持ちを諦めなくてすむのかな?
メールができたとしても、もう二度と会えないかもしれないのに?
それに、私は将来沖縄に住むなんてありえないし……。
いや、今この段階で将来のことなんて考えるのも可笑しいけどさっ!
「じゃあとりあえず、明日の朝も会えるように、奥間さんにメールするよ!」
「……でも、こういう時ってどんなメール送れば良いの?
迷惑にならない?絵文字っている?ハートは使っても良いの?」
隣にいる、くるみの服の袖をぐいぐい引っ張る。
だって、一目惚れした人にメールするなんて初めてだもん!
しかも、今日はこんなひどい顔見られてるし……
少しでも好感度を上げて終わらせたいって思うのは、当り前でしょ?
「わかった!わかったから手離して?また帰りのバスで考えよう!こうなったら全面協力しちゃう!」
「本当に?でも、恥ずかしいからみんなにはバレないようにお願いっ!」
両手を合わせてお願いのポーズをする私に、3人は笑いながらOKの合図をくれた。


