「海には入れないから、一緒に潜る場所まで移動して、そのまま船で留守番、だな」
「えぇー?それはさすがに可哀想かも」
思わず大きな声を出したくるみに、うんうんと首を振る。
エメラルドグリーンの海は船の上からでも十分楽しめると思うけど
さすがにそれは気の毒だ。
海の中と外では、全然世界も違うはずだし……。
「先生と一緒に留守番したくなかったら、早く着とけ!先生と同じように、太って着れないと思われたら大変だぞ?」
仁王立ちで言われると、私も動かないわけにはいかない。
「じゃあ、こっち見ないで下さい!」
「はいはい。難しいお年頃なのね、女子高生は」
大げさに肩をすくめた奥間さんが、その場を去る。
何か作業でもあるのかな?
従業員らしき人に話しかけられて、頷く姿が目に入った。
それをちゃんと見届けてから、着てたTシャツをがばっと脱ぐ。
「だ、大胆だね」
「うん。さっきまでずっと嫌がってた子には見えないわ……」
いろいろ言う2人を無視して、私は一生懸命着替えた。
だって、意外にキツいんだもん、コレ……。
やっとの思いで着終わって、間一髪のところでみんなに続く。
「白地に赤の小花柄ですか」
慌てて耳を隠しながら振り向くと
そこには、にやりと笑う奥間さんがいた。
今は見えない水着の柄と同じくらい、私の顔は真っ赤に染まった。
「えぇー?それはさすがに可哀想かも」
思わず大きな声を出したくるみに、うんうんと首を振る。
エメラルドグリーンの海は船の上からでも十分楽しめると思うけど
さすがにそれは気の毒だ。
海の中と外では、全然世界も違うはずだし……。
「先生と一緒に留守番したくなかったら、早く着とけ!先生と同じように、太って着れないと思われたら大変だぞ?」
仁王立ちで言われると、私も動かないわけにはいかない。
「じゃあ、こっち見ないで下さい!」
「はいはい。難しいお年頃なのね、女子高生は」
大げさに肩をすくめた奥間さんが、その場を去る。
何か作業でもあるのかな?
従業員らしき人に話しかけられて、頷く姿が目に入った。
それをちゃんと見届けてから、着てたTシャツをがばっと脱ぐ。
「だ、大胆だね」
「うん。さっきまでずっと嫌がってた子には見えないわ……」
いろいろ言う2人を無視して、私は一生懸命着替えた。
だって、意外にキツいんだもん、コレ……。
やっとの思いで着終わって、間一髪のところでみんなに続く。
「白地に赤の小花柄ですか」
慌てて耳を隠しながら振り向くと
そこには、にやりと笑う奥間さんがいた。
今は見えない水着の柄と同じくらい、私の顔は真っ赤に染まった。


