「こ、これ着るの……?」
「そりゃそうでしょ。スキューバってそういうものじゃない?」
「でも、ここで着替えるの……?」
「そうみたいだね。くるみもこれは抵抗あるけど……栞那ちゃんの原因は彼だよねー?」
いじわるな表情を浮かべるくるみに、私は思わず頬を膨らませた。
あれから、私たちは予定通りに海岸に出て、スキューバダイビングをすることになった。
そして、今はウェットスーツに着替えるところ。
リア女がスキューバの指導とか道具の貸出とかをお願いしてたのは、奥間さんがバイトをしてる海の家だった。
海の家って言っても、お土産物屋さんもあるし、建物もしっかりしてるし、言葉のイメージとは全然違う雰囲気なんだけどね。
それで、コンクリート張りの床と屋根しかないこの場所で、私達はそれぞれ、借りたウェットスーツを着ることになったんだけど……
これを着るには、私は今着てるTシャツを脱がなきゃいけないんだよね。
日差しが強くて焼けると大変だからって、海に入る時はTシャツを着ることが義務付けされてる。
でも、スキューバダイビングをする時は別。
もちろん、Tシャツの下には水着を着てる。
今回のために、唯真とくるみの3人で買いに行った可愛いヤツをね。
でも、他のバイトさんはともかく、奥間さんにもしもこのビキニ姿を見られたら……
100%がっかりさせるに決まってる!
何で今日に限って平日じゃないの!?
いや、向こうが私のことを意識してないのはわかってるけどさ!
でも、やっぱりこの、どんまいとしか言えない胸を人にさらすのは……どうなんだろう?
「そりゃそうでしょ。スキューバってそういうものじゃない?」
「でも、ここで着替えるの……?」
「そうみたいだね。くるみもこれは抵抗あるけど……栞那ちゃんの原因は彼だよねー?」
いじわるな表情を浮かべるくるみに、私は思わず頬を膨らませた。
あれから、私たちは予定通りに海岸に出て、スキューバダイビングをすることになった。
そして、今はウェットスーツに着替えるところ。
リア女がスキューバの指導とか道具の貸出とかをお願いしてたのは、奥間さんがバイトをしてる海の家だった。
海の家って言っても、お土産物屋さんもあるし、建物もしっかりしてるし、言葉のイメージとは全然違う雰囲気なんだけどね。
それで、コンクリート張りの床と屋根しかないこの場所で、私達はそれぞれ、借りたウェットスーツを着ることになったんだけど……
これを着るには、私は今着てるTシャツを脱がなきゃいけないんだよね。
日差しが強くて焼けると大変だからって、海に入る時はTシャツを着ることが義務付けされてる。
でも、スキューバダイビングをする時は別。
もちろん、Tシャツの下には水着を着てる。
今回のために、唯真とくるみの3人で買いに行った可愛いヤツをね。
でも、他のバイトさんはともかく、奥間さんにもしもこのビキニ姿を見られたら……
100%がっかりさせるに決まってる!
何で今日に限って平日じゃないの!?
いや、向こうが私のことを意識してないのはわかってるけどさ!
でも、やっぱりこの、どんまいとしか言えない胸を人にさらすのは……どうなんだろう?


