「亜希帆ちゃん! 帰ろー!」
ちょとぼーっとしすぎちゃったかな。
目の前にどばっと登場した果歩ちゃんを見て、思わず肩が上下に動いた。
「うん! そうだね」
にっこり笑って、進路調査のプリントをサブバックに突っ込む。
あ、折れた……。
ま、いっか!
静かに歩いてきた瑛梨奈ちゃんにも微笑みかけてから、あたし達はそろって教室を出た。
「夏休みどうだったぁ?」
「うーん……普通に楽しかったよ?彰宏ともいっぱい遊んだし」
駅前のファーストフード店に入って、あたし達はそれぞれ飲み物を頼んだ。
ぶすっと刺したストローから、しゅわしゅわした粒が口の中に入って来る。
これ、炭酸強くない?
ときどき無性に飲みたくなるから頼んだメロンソーダ。
だけど、ちょっと失敗だったかもしれない。
「夏休みの話なんて、わざわざ聞かなくても会った時に何回も話してたじゃない」
あたしは、目の前の瑛梨奈ちゃんに視線を送った。
注文したアイスコーヒーを軽く口に運んだ瑛梨奈ちゃんは、発言に似て何だか大人っぽい。
しかも、コーヒー黒いままだし!
大人すぎるよ……。
「それもそうだよね!あ、そういえば、進路面談っていつだっけ?」
ちょとぼーっとしすぎちゃったかな。
目の前にどばっと登場した果歩ちゃんを見て、思わず肩が上下に動いた。
「うん! そうだね」
にっこり笑って、進路調査のプリントをサブバックに突っ込む。
あ、折れた……。
ま、いっか!
静かに歩いてきた瑛梨奈ちゃんにも微笑みかけてから、あたし達はそろって教室を出た。
「夏休みどうだったぁ?」
「うーん……普通に楽しかったよ?彰宏ともいっぱい遊んだし」
駅前のファーストフード店に入って、あたし達はそれぞれ飲み物を頼んだ。
ぶすっと刺したストローから、しゅわしゅわした粒が口の中に入って来る。
これ、炭酸強くない?
ときどき無性に飲みたくなるから頼んだメロンソーダ。
だけど、ちょっと失敗だったかもしれない。
「夏休みの話なんて、わざわざ聞かなくても会った時に何回も話してたじゃない」
あたしは、目の前の瑛梨奈ちゃんに視線を送った。
注文したアイスコーヒーを軽く口に運んだ瑛梨奈ちゃんは、発言に似て何だか大人っぽい。
しかも、コーヒー黒いままだし!
大人すぎるよ……。
「それもそうだよね!あ、そういえば、進路面談っていつだっけ?」


