「あたしは紗耶香を心配しないわ。だって紗耶香は殺人的に強いんだもん。」 葵の言い分は呆れるものだった。 あたしはそこまで強くないし。 何よ、殺人的って。 「あたしはそこまで強くないから。」 「まあとにかく頑張って。」 「わかってる。」 話していると、授業の時間が来た。