『……え゛……』
(マジかよ……)
「シトリー!早く着替えて!これも被って!」
今度は似たようなデザインのドレスに…
俺の髪と同じミルクティーみたいな色のロングのウィッグもありました…
『ドレスだけじゃなくて、ウィッグ被んないといけませんか?』
(ドレスはさっき着ちまったから仕方ないけど、さすがにウィッグまでは被りたくねー…)
「どうかしたの?そんな格好で考え込んで…」
『……!…いや、何でもありません…』
(俺着替えの途中だったんだ…)
「あっ!さっきの質問だけど、このドレスにこの髪の長さと色が合うと思うのよ!」
『…は…はぁ…』
(別に俺じゃなくても、マネキンでもよくね?)
「シトリー…ダメかな…(泣)」
『わーかーりましたっ!着ければいいんでしょう』
(女はすぐ泣くから嫌いだ…鬱陶し過ぎる…)
「ありがとう!シトリー!(笑)」
バンっ
「居るか?マリン、あのさ、貸してほしっ………」

