私のかえる場所


愛されるほうが幸せかもしれない
もう誰でもいい
愛してくれるなら
必要としてくれるなら
誰でもいいや

私の心は酷く鈍っていた
その時バイト先の先輩に
告白されて
私は何も考えずそれを受けた

休みの度に遊んで
その度体を求められ
大好きだった彼とすることのなかった
私の初体験はこうして
何の素敵なエピソードもなく終わった
1日に何回も求められて
何の会話をしたかさえ思い出せないくらい
きっと私のことなんて興味はなかっただろう
会話さえ弾まない
私はこの人に愛されて幸せなのだろうか