そろそろ昼休憩終わるなー。 片付けていると亮がいきなりこっちを向いた。 「キスしていい?」 どうしていつも突然なんだろうか。 手を繋ぐのは断りなかったのに キスは断りがいるのか? てか、聞かれた私は 何と答えるべきなの? あんまり亮が真剣な顔だから 笑ってしまった。 「あは、聞くの? いいよ。」 私は目を閉じた。 亮が近づいてくるのがわかる。 春の匂いを感じた瞬間 暖かいものが唇に触れる。 唇が離れ私たちは目が合った。 お互いに恥ずかしくて 何も話さない。