私のかえる場所


「俺明日甲子園見に行こうと思ってるねん。」

「そうなん!?
それやったら案内したろか?」

「まぢで?
頼もうかなー」

私はこのチャンスを逃さなかった。

「まぁほんまに必要やったら
案内したるし、アドレス交換しよう。」

私たちはお互いアドレスを交換して
また他愛もない話をしてるうちに
夕食会は終わり、
解散となった。

私は帰りの電車の中
ずっと彼のアドレスを眺めていた。