出会いは突然



「あ、なんか俺の家に向かってるけど、美衣遠回りだよね!大丈夫?」


心配そうに私を見る


「大丈夫ですよ!正樹の家となんと今のところ同じ方向だから!」


そう。正樹とまったく同じ方向なのだ


「マジ!?俺もう少ししてつくとこの、マンションだよ!」

あの黄色の

そういって正樹が指さしたマンションを見ると


なんと私のマンションと同じだった


「うそ!私もあのマンションですよ!」


「は!?すげ~!!」


そういって私たちは人目も気にせず

笑っていた