あたしの名前は
佐々木 愛羅
高校1年生。

純粋でモテてる女の子.
料理も出来る可愛らしい子.
恋というものを知らない。
でもあることがきっかけで
ある人に恋をした。

叶わない恋だと思ってた.
貴方は
かっこよくて
少し可愛らしい所があって
そんな貴方に
私は好きになっちゃいました.

「美奈世おはよう!」
私はいつものように朝ご飯を済まし
私の友達美奈世と登校した。
「おはよう愛羅!元気だったかー?」
「あたしは子供じゃなーい!」
そう言って毎日の様に子供扱い。
でもこれが結構楽しい。
喋ってたらあっというまに学校に着いた。

「愛羅!さっそくだけど宿題みーせて!」
「美奈世何回目~もう、はい!」
「ありがとう!愛羅ちゃーん!宿題早く終わってるんだったら
 彼氏も早くできちゃいなさーい!」
「余計なお世話!美奈世とは違うんだからね~」
「でも同じ人間だよ!」
「まあそうだけど・・あたしちょっとトイレ行って来るね!」
「はーい、行ってらっしゃい!」
ってかここの高校トイレ遠い!
とか思ってた。でも、
思ってたのは一瞬だけだった。
ドン!!!!!!!!!!!!!
「いったー...」
「あ、わりぃ」
「こちらこそすいません。」
「嫌、俺の方が悪いし。名前は?」
「佐々木愛羅です...」
見た目怖い...ってかチャライ...
ってもしかして・・
「あの・・」
「あ?どうした.」
「2年A組の..隆二先輩ですか?」
「あぁそうだよ.」
「やっぱり...」
「どうしたん?」
「嫌、かっこいいなと思って..」
隆二先輩はすっごいモテてて
もちろんかっこいい。
怖いけどもててる・
いわゆるコワモテ。
先輩からも後輩からも
告白される。でも隆二先輩は1年から付き合っている
女の子がいる。
だからあたしなんて
叶いもしない..
でも胸の奥が痛い....
これってもしかして..
恋?
「愛羅って呼んでいい?」
「え.あ、はい!」
「素直だね。」
「それでわ授業始まるので戻ります!」
「えらいね。じゃあな。」
「はい!」
彼女でもないのに優しくしないで下さいよ..

私は初めて恋を知った...