道端に転がるいしころ。 角張ってたり、 まん丸だったり、 欠けてたり、 穴が空いてたり。 世界中に、無数にある石ころ。 長い、ながい年月を経て、 山から削られて、 川に運ばれ、 角が少しずつなくなって、 何でもない、 地味で、 人の目に留まらないような、 そんな石ころ。 石ころは人間に似ている気がする。 時が経つにつれて丸みを帯びて、 1つとして同じものはない。