「あっそうだ。そのことなんだけどね。」
「うん。」
「今、女子に囲まれてて、顔は見えないけど…すっごくイケメンなの!!」
「イケメン?」
「そう!髪が茶色で、肌は白くて、体つきもいいし、運動も勉強も常に上位!そして最後に、お金持ち!三拍子揃ってるの!!だから、モテて、と・う・ぜ・ん、なの!」
「なんか…すごくノリノリだね。それに、今まで見たことがないくらいのテンションだ…。まさかっその、イケメン君のことが好きなの?」
「えっ今頃…。っていうかこの学校の女子って大半がその人目当てよ。というか…あんた以外全員…。」
「えっうそ!そんなにすごいの?そのイケメン君。」
「ちょっ゛イケメン君゛じゃ、失礼でしょ!京悟様が!」
「京悟様?って、さっきもそこで聞いたような…。」
「そう。あの人だかりの中にいるのは、立花京悟様!中学の時は、京悟様と一緒じゃなかったけど、噂はすごい入ってきたじゃない。」
「うわさ?」
