「おそい。」

「ごめんなさい…」


ありえねーだろ。
時間はもう8:00過ぎ。

ナギが帰ってきたのは
ほんの2、3分前。


遅すぎだろ…!

俺はずっと待ってたんだ


何かあったんじゃねえかって思ってケータイを
気にしてたのに…



「渚、文化祭の準備だって~」


秋都にだけメールして、
俺にはなんの連絡もない


なんでだよっ…!!


苛々とか色んな感情でナギへの説教は永遠と続く


「由君、分かったよ…」

「そうだ!由季、北高は文化祭準備にアツいからしょうがない。」


って秋都まで呆れ顔…


「これからは俺にもメールして。心配だから」


結局の用件はコレ。

なんつーか重い彼女?
みたいか…?


でもこれくらいしないとマジ心配だから。


って思ってしまう俺は
相当ナギに溺れてる―…