〈綾said…〉

ピンポーン…

「は~い。」
ガチャ

インターホンを押すと出迎えてくれたのは、優しそうなおばさんでした。

「どちらさ…!あら~綾ちゃんじゃないの、久しぶりね」


「はい、お久しぶりです。おばさん」

「ちょっと見ない間に大きくなって(笑)」

「(笑)ありがとうございます、あの…武人くんいますか?」


「武人?あぁ…あの子、風邪で寝込んでるのよ…ι薬は飲んだから大丈夫だと思うんだけど…」


「そうなんですか…ι」


玄関先で深刻な顔をしながらうつむいている状況は…周りから見たら、不審なものだろう…ι