「行っちゃいましたね。」




「2人共、せっかちなんだから(笑)」




「・・・・・・。」





「・・・・・・。」






会話が続かなくなり、先に沈黙をやぶったのは浩多郎でした。





「美奈さん、さっきはありがとうございました。」





「えっ??」






「リレーの前、すごく緊張していた僕に美奈さんの声は、ハッキリ聞こえました。」