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『飴色蝶Ⅰ・Ⅱ
  *あめいろちょう』
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☆登場人物☆

初恋の人を一途に愛する
橘川 菫(キッカワ スミレ)
×
高月 庵(タカツキ イオリ)
極道の世界に生きる
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☆あらすじ☆

初恋の人である、憧れの先輩・高月 庵(タカツキ イオリ)に『遊べない女ならいらない』と言われ振られた主人公の橘川 菫(キッカワ スミレ)はその後、上手に恋愛ができなくなっていた。見も知らぬ男性と成り行きで関係を持った菫は翌朝、ホテルの前に置き去りにされ、その場所で偶然、六年ぶりに庵と再会する。そして、自分の本当の気持ちに気づいた菫は報われなくても庵だけを一途に愛することを心に誓った。例え貴方が極道の世界に生きていても・・・片思いは続き・・・そして・・・

庵:::
『俺が、この世界で生き続ける限り、アイツは俺のものにはならない・・・俺なんかのものにならない方がいい」
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☆藜の一言☆

この物語で、本当の意味での物語を書く難しさを知ったような気がします。物語が進む中で大きく二つ、恋愛と極道社会を描かなければいけないという問題が生じ、どちらかを取ればどちらかが揺らぐ。もっと極道の部分を見えないものにして、二人の愛だけを描けばよかったかもしれないと思うこともありましたが、それでは、菫の辛さや庵の苦悩は薄っぺらなものになってしまう。執筆は進みましたが、読み返しながら、これでいいのかと自問自答はしていました。でも、私的には大好きな作品なのでPV数100万を超えて読まれている事実に嬉しさでいっぱいです。
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☆関連作品☆

◎『二藍蝶』『桜りっぷ』・・・菫と庵の長男・浬(カイリ)の物語。親となった二人が少し、登場します。

◎『桃染蝶』・・・高月一夜・正二・花夜子の物語。
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